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訃報!元東電、吉田所長死去 [ニュース速報]

しんちゃんのちょっと遅いニュース速報!

9日、午前11時32分、福島原発、元吉田所長が食道ガンのため死去された。
所長を辞めてから、最近ほとんど報道されなかったので少し忘れかけていたところだった、、。

昨日のTV特集で本社とのやり取りや、現場においての陣頭と責任感と統率力。
いろんなことを知ることができました。

東電というと、いい加減で、ウソとクソで丸めた報道ばかりで、イメージはすごく悪かったけど、吉田所長だけは、別格に思える。
東電を救っただけでなく、東日本を救ってくれた大功労者なんだなと、実感した。
確かに、東電の社風である官僚ぽい人間ではないということは知っていたが、周りの部下たちに一緒に死んでもいい!とまで言わせる人望の持ち主とまでは思わなかった。
まさに、戦国時代であれば、我が主君とともに討ち死にする覚悟!というイメージです。

特に、本店(本社)に逆らってまでも、裏で海水注入をしつづけた行動は見事でした。
チェルノブイリの約10倍規模の事故とメルトダウンを最小限に抑えたのだから、まさに大殊勲賞もんです。
一週間の間に何度も死ぬ覚悟をしたことなど、当時の心境はとてつもないプレッシャーだったに違いない!
公には、食道がんとの因果関係はないと公表しているが、全く関係ないわけではないと思う。
凄い重圧によるストレスが進行を早めたに違いないし、結局、寿命を縮めたわけだから。
ただでさえ、不況のアオリで自殺者が増え、社会自体がストレス地獄なのに、あの環境下でしかも所長の立場という重大な任務。
普通の人には、まずできないと思う。

今後、東電にとって、いや日本にとって、唯一、世紀の大未曾有の一部始終を把握しきった人物。
惜しくもなくしてしまった事は大きなマイナスとなることでしょう。
特に、今の安部政権にとっては、原発は外交の最大の武器。
ボイスレコーダーでも残っていれば、まだしも。
いずれにせよ、惜しい人を日本は失ってしまった。

本当に今迄、御苦労さまでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。


以下、関連記事。


吉田元所長が死去

東京電力福島第1原発で2011年3月11日の大地震と津波に伴い発生した事故の収束作業を陣頭指揮した元所長で、東電執行役員の吉田昌郎氏が9日午前11時32分、食道がんのため都内の病院で死去した。58歳だった。中国国営の中国新聞社は「当時の菅直人首相や東電に逆らい、核爆発の発生を有効に阻止した」などと報じた。

 記事は、福島第一原発は大地震と津波の二重の打撃を受け、重大な核物質漏洩(ろうえい)事故に至ったと紹介。「原発に勤務していた吉田所長は当時の菅直人首相や東電に逆らい、現場スタッフに最大限に自己救済作業を進めさせ、核爆発の発生を有効に阻止した」、「吉田所長と周囲の人間は海外のメディアに『福島の勇士』と呼ばれるようになった」などと吉田所長の事故対応を説明した。

 さらに、「(同年)12月(日本の報道では11月とも)に食道がんが見つかった際にも現場にとどまると主張」、「手術前には『福島の被災者への核の輻射を免れさせるためなら、私が死んでも価値がある』と話した」(いずれも、中国語記事からの日本語訳)などと、職務に忠実で責任感が強い人物像を強調した。

 吉田元所長の容体の推移については「2012年には脳内出血で緊急手術を受けたが、その後も重篤(じゅうとく)な状態が続いた。本日午前、吉田先生はこの世には帰らぬ人となった」と記述するなど、哀惜と哀悼の意を強調する書き方をした。

 がん発症と被曝(ひばく)の関係については「東電は直接の関係を否定していた」と紹介した上で、「世論は、無関係ではありえないとみている」と報じた。

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よいこ

亡くなられたのは、原発事故と関係なかったのか気になるところですね
事故後は、身を挺して、よくがんばられたと私も思います。
でも
詳しく語らずに亡くなってしまわれたので、報道されていない、今なら話せると言う真相をお聞きしたかったと残念です
by よいこ (2013-07-16 13:36) 

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